わたしが勇者である、勇者でない私になることはできない。
それは、私が他の誰かには、どうしても、何をやっても、なれない事と同じこと。
だから、わたしは勇者なんだ。、いつか、他の誰かになれたのなら、良いのになとも思う。
私の呼吸の苦しさは、代償だ。つらいことを、苦しくて大変な現実から逃げたくて、
考えたくなくて、呼吸をしないことで、誤魔化したんだ。だから、この苦しみは、
救いのための犠牲。それで、黒いものを減らせるのなら、それくらい受け入れられる。
過去なんて、なんの役にも立たないし、もう存在しない。無いのと同じだ。
わたしの中にある過去はただの暗黒の闇。いらない。わたしに必要なものは今だけなんだから。
私の中には、働いて得た苦しみのような塊を蓄積し続けないと、生きていけないから。それがわたし。
ほんとは、私でない誰かになって、二度と元の者には、元の道には戻ってきたくない。
みんな思ってる。私なんて死んで、消えて、いなくなった世界に行きたいって、
わたしなんて、いなければよかったのに。どうして、わたしさえいなければよかったのにな。そしたら、みんな幸せになれて、決して幸せにもなれなければ、みんなを不幸にするような化け物産まずに済んだにな。ああ、世界に産まれてしまったがために、こんな悲劇があろうか。私の罪は、あらゆるすべてだ。今日まで生きていたすべての時間が、人を不幸にする。この世に生まれついてから、今日まで、生きてきて、本当にごめんなさい。今ここにいることも何かの間違いです。