アルバイトで心が満たされていたと思い込んで、色の映った世界を視ていたのに、
白黒のわたしの世界が怖くて、恐ろしくて逃げだしてこの場所まで来た。
逃げ出した先も地獄と気づいて歩くよりも、あの日、あの時、消えてしまった方がよかったとは、一度も思ったことがない。経験的に、現実的に後悔は自分の心を痛めるためだけに存在していると思うから、わたしが、私を傷つけるなら、対価に見合う幸福がないと同意できないよ。
今日のアルバイトは、心が小さくなって、卑屈なわたし。自我を失い、わたしを構成している粒子がパズルのピースが壊れていくような感覚に襲われた。
わたしにとって、世界は恐怖に満ちている、わたしの心が臆病で卑屈な精神だもの。
正義も悪も存在しないけど、接客って私の全否定になりえてしまう。それを理解しただけで、もうひたすらに怖くて、わたしの世界は一変して荒廃した世界。
わたしに自信を与えてくれるものは、当然、失う危険も含んでいる。これこそ美しい世界の成り立ちだろうか。
わたしに必要なものって、忙しい毎日による精神的な疲労、わたしが、私の精神を平和にするように、促してあげたい。精神世界とは実在する、わたしの心はいつも、悪の根源たる魔王の住みつく、地獄のような空間なのです。いつしか訪れる光もすぐに消えて、もう会うことはない。
変化を恐れない人間ほど、理由を求めてやまないと思っていたけど、わたしって、
理由がない方が嬉しいし、楽しいと思うのです。