心の中にある私の分身

 蔑まれて笑われてしまうのが、当然の日常に在るのだから、心の中のわたしだけは、

冷淡と真っすぐな光を視ているから。私の中の分身は、知っているから。

 わたしもまた、心の言葉として当然を用いる弱い存在。働くのも、消滅するのも、

違和感に感じ、意見したりする事ではない、ことを強要するわたしの中の社会、世界。

 

 悪夢、わたしが逃げ出した場所の夢を視た。居たくもない、消えたい空間が、忘れずに脳に刻まれている。わたしの中に変わらず在るそこには、未だ、何かが存在しているのかな。過去の記憶の中の闇の世界は、未来へも干渉する。