春かな未来に君の声を届けよう。
私は春という名の薬剤師。日本という国で旅人をしている。大学は私立薬学部の6年生を卒業して日本全国のサポートを行っている。現在医師不足、医療不足の中、春は日本を旅歩き、そこに住む住人を助けて回っている。
「ねえ、春、私たちに幸せな未来があると思いますか?」
「ああ、もちろんさ、僕らの歩いた旅の航路は幸せの花びらで溢れかえっている。
僕の桜魔法でどんな人も治してみせるよ。」
令和10年4月1日、今年も優しくて甘い桜の香りが日本中を包み込んでいる。
「ヨモギちゃんは未来についてどう感じているのかな?」
「私は春のように未来志向ではありませんが、あなたといつまでも一緒に旅が出来れば幸せに思っています。」ヨモギちゃんは頬をほんのり赤く染めて愛を語る。
「ありがとう、ヨモギちゃん、今から食事にしないかい?少しお腹がすいてしまったようだ。」
「そうですね、大賛成です。お食事の用意をいたしましょう」