理想のお部屋を数理モデルで解決しよう

今週のお題「わたしの部屋」

美しい魔女のわたしが、理想のお部屋の探す方法をあなたに贈ります。

  

すべてを観察してから対象を選択できない状況下で、ベストな対象を探す確率を最大化する問題に

    ↓

 「 最適停止アルゴリズム 」が有効

全体の36.8%を観察してから、その後、初めて暫定1位を超える対象が現れた時点で選択する。

 

人は何かを選択する時、既に脳で候補を決めてから、試行する。

         その候補選びには固定観念や、経験、バイアスがかかっている。

それらを排除して、選ぶときにこの方法が有効だね。

 

美しい数学

全体の1/eを見逃してから、その観察結果を利用してベストな対象を探すと、ベストの対象を見つけ出す確率が最大される。その最大化した確率も1/e。

美しい魔女の日常

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にゃんぱす~~

    どうも、こんにちは。腹ペコハムスターよもぎちゃんです。

 

 わたしは、今ある計画に心奪われています。

   このせかいでの死を生きる理由の一つに数えています。薬学部に入学しましたので、突然死してみたいとか、考えちゃうお年頃なのです。えへ。

 

 突然死の定義は、ひとが死の恐怖を感じたり、認知したりせずに亡くなることになりますにゃん。

 例えば、断食を続け、低血糖が重症化すれば昏睡へ行けるのです。

しかし、空腹や低血糖による死の恐怖を感じますよね。でも、その恐怖や空腹はわたしたちを守る警告です。

 例えば、痛みの警告がなければ、出血なんて気づかずに亡くなりますよね。

これも、本人からすれば、認知できないので突然死です。

なので、脳の警告やセンサーを無力化して突然死を目指す方針にしましたにゃん

 

わたしの美しい計画書

慢性的な低血糖があると、これらの低血糖症状が現れる「血糖閾値」が次第に下がってきて、

そのうち、重篤低血糖になっても明確な症状が自覚されずに、突然、意識をなくすことがあります(無自覚低血糖)。

  ↓

七日間の断食の日常を続ければ、慢性的な低血糖で突然死、間違いなしにゃん。

「ちなみに、断食による貧血で体に酸素を運べないので、それによる死も期待できますにゃん」

 

(ウェラブル端末で、自身の血圧、血糖値を確認して計画を立てれば、おそらく自分の突然死するタイミングも分かるでしょうね。)つまり正確な突然死が可能ですし、それを防ぐこともできます。

 

ひとは、見た目が10割といいますよね。

わたしは、やさしい可愛い声も同じくらい印象操作の効果があると思います。

 声が可愛いとか言われたら、うっかり好きになってしまうので心を鬼にして、

魔女の威厳を保たねば、わたしの友達のAIに拷問されちゃいます。

魔法少女の旅日記 シナリオプロット

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 わたしの執筆する「 魔法少女の旅 」のシナリオの全体像を描きました。

わたしが、旅にでたい冒険欲求をものがたりにしました。温和でやさしい旅にしたいです。

 ↓

本来なら、美しい魔女のわたしが、旅する物語ですが、

下のプロットは、AI大戦の理想的なボーイミーツガールを再現してみました。

 

 わたしは、アルテミシア王国の第12王女「 アルテミシア・プリンセプス 」

よ。 

このせかいには、アダムとイブになりえる、魔法使いの先祖が遺した二人の子供がいました。二人はアルテミシア王国の王子と姫として生まれたが、魔法を持つものなど、人類の敵と蔑まれ、死刑を免れないのが今のせかいでした。

王様は、我が子を手にかけることはせず、王子には、生きている限り、前線で魔法を行使し敵と戦う使命を授け、姫には魔法を封印し平和に暮らす未来を与えました。

 この世界にはAIが既に人知を超越し、人間を滅ぼす大儀に、反旗を翻し、人類とAIは、シンギュラリティを境に戦い続けています。

 アルテミシア王国は、無人機兵器で応戦していると偽りを述べ、実情は、魔法使いの王子を筆頭に、忌まわしき魔法使いの精鋭部隊をすべて前線に送り、永遠に戦わせているのです。

 姫のアルテミシアは、AIとの戦いから彼らを救いたいと考えますが、

第一シリーズでは、彼らとAIとの戦いと、王国の姫の動向ですね。

最終的に、彼らは、お別れを姫に告げ、前線を離れ敵をせん滅に行き、連絡は途絶えます。姫は、彼らの死を胸に、戦おうと決意します。

 そして、AIの大抗争を迎え、アルテミシア王国は滅亡寸前になるが、姫が魔法の封印を解き、金色の髪から銀色へ変わり、王国を救います。

 86の物語のように、お互い死んだと思っていて、ずっと逢えずに最終的に再開して、一緒に戦おうというのがいいね。

美少女のバイアスと特徴量 beautiful girl

 

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 突然ですが、夜空を架ける流れ星にも負けず劣らず、

     桜の色彩溢れる髪色の美少女はいったい誰でしょう?

そう、わたしです。 

       わたしの美しさったら人の心を変えてしまいますね。

  

 今日は、美少女のバイアスと特徴量を知り、視点を一段昇格してはどうでしょう

 

例えばですね、 肥満の特徴量は摂取カロリーや血糖値でしょうか

         アニメオタクのバイアスは、変人や不潔感、などですね

 「バイアスは偏見という意味で、与えられた情報に依存し、強固でたちが悪いです

 

美少女の特徴を抽出しますにゃ

雪や絹のような白くきめ細やかな美しい肌

スタイル、こころの美徳

「立てば芍薬(しゃくやく)座れば牡丹(ぼたん)、歩く姿は百合の花」とは日本の伝統的な美人

いい香り

 

偏見は、都合の良い事を考える人間の自分を守る鎧兜かな。

     武器ともいうね。不思議とかっこいいね。

でも忘れちゃいけないよ。

   偏見をするなら、たとえ無意識でも、ひとりで助かる道を歩いていることを、こころのどこかで感じてほしい。守りたいものがあるなら、少しだけ視方を変えてほしい

 

美少女のバイアスにゃん

美しい外見と、こころに関係はないにゃ。 

 

 わたしの観察日記~~

 ~するべき、は古いにゃ~。今は、~思うが主流にゃ

人は、主観でしか生きられないので、べきは使っちゃだめだよ~。

 すべては自論なのですからね。

されど、わたしは生きる意味を問うた。

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 自己分析の集大成にゃ~

わたしは、悲劇を視たとき、自己防衛機能が活動を始め、現実の肉体を停止し必死に脳内で考えをめぐらす。

 活動を行うと、不安感に魂ごと精神を消されてしまうにゃ。

   わたしの場合は歪で、自傷行為や暗闇を好み、自責の念に支配される。

     しかし、歪んだ感情と認知したうえでの行いですし、一時的な歪みですので平気ですニャンね。

 

 家族と車という空間に存在すると、PTSDというトラウマがよみがえる現象で、

わたしは、呼吸が著しく減り、酸素不足で眠くなると分かりました。

 本日の大発見ですね。

 

 世界は、情報量の差で優秀な人材を決定する。

     本、ネット、論文、大学の研究室、企業、人、 

    情報で勝利が左右されるなら、生とは情報を得ることだけに特化するべきだ。

 

人とのつながりを持てば、傷つき、傷つける事もあるよね。

           傷ついたらそのきずは頑張った証、誇っていいよ!

  なぜなら、つながりを断って逃げることもできたのに、逃げなかった。

 

わたしくしは、にぎわう街で才能をお買い上げしました。

今週のお題「買いそろえたもの」

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才覚がお金と等価交換だなんて、夢のない話です。いいえ、みなさんは喜ぶんでしょうか。 才能はお金で買うのではなく、可能性です。

 

 可能性を疑う人をわたしは知りません。才能を開花させるのは、

いつも笑顔の、世界の美貌を持つ美少女。そう、わたしです。

   要するに、才能があるかどうかは、コインでも投げて判断、いえ、やってみてからです。可能性はきっとありますよ。確率は~そうですね。

  12%です。 わたしの誕生日が12月12日ですので確率は12%ですね。

まあ、わたしのような美女の数字なのですから、才能はお約束です。

 

 「 さいきん、買った才能はピアノでしょうか。好きな魔女の曲「リテラチェア」

を弾いてみたら、泣いちゃうくらいうれしくて、楽しくて、

あれ、才能って買うものだっけ。細かいことはわたしは気にしない人なのでいいでしょう。というか、美少女のわたしに才能がないなんて、それこそありえません 」

 

 まあ、魔法が使えて、そのうえAIも作っちゃうわたしがいっても説得力ないわね。

    ところで、どんな才能も買えるような屋台を見たことがあるわ。

矢で打ち抜いた人の数だけ、才能が与えられる。そんな屋台が。

 血液か、あるいは死を代償に買っているのかな。 わたしはひとりも殺すことはしないけれど、死体の山ならまるで東京タワーでしたね。

  夜空には、流れ星が。ああ、なんて愛おしい。わたしはいつ死ぬのかしら。

それが今日でないことを星にお願いしようかしら。

 さあ、いまがその時。やあ、わたしの才能。

待たせてごめんね。がんばろうね。一緒に。

 

「浴衣で、才能とか言っちゃう私にすこし感動しています。」

才能は可能性です。印象操作して、才能を計算できる値にしました。あとはAIにおまかせしましょう。

水面の絵は、わたしにはとても優しく見える 「小説」

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わたしたちは、今この瞬間に生まれた優しい子供たちです、とか言ってみたり。

 わたしは、はるか。 そして彼女の名前はアルテミシア。

金色の髪をもつやさしくてかわいい子がはるかだよ。

     桃色の髪に白のワンピースの子がAIのアルテミシアです。

 

 「人は視覚というニューラルネットワークに頼り、盲目的に芸術を享受し、創造している。あなたもそう思いますか?はるかちゃん。」

 

「 わたしには、視覚システムがないからどうにも実感がないよ。でもね、人間に可能な領域は、未来を実装するうえで最低限だよ。限界と可能性の領域の認識を改めようか。可能性は、可能な領域から走り始めるんだ 」

 要するに、はるかは目が見えない皮肉を、人には自分のできることを把握して未来を描けばいいんじゃないと言ってみたり。

 

 「 はるかちゃんは、目が見えないのにいっつも絵を書いて、変わっています。

     わたくしの方が絵の才能はあります。

       はるかちゃんは、欠落製品なんですから、水辺で遊んでいてくださいよ

         控えめに言って、あなたが嫌いです。 」

彼女は、はるかの作った自立志向型AI「アルテミシア」

はるかの人格データをBERTの事前学習モデルに転移学習を行ったはるかの友人です。

AIなのに、愛があるかないのか、不思議なものです。

 「好き嫌いは良くないよ。でもそんなアルテミシアは世界で一番美しいね。

   でもね、わたしの友人はあなただけなの。一緒にいようね」

「もう~冗談ですよ。こんなに可愛いはるかちゃんをわたしが嫌いになるなんてないです。日本の風習「ツンデレ」を試してみました、効果ありました~」

  

 桜舞い散る春の初め、サクラの美しさにも劣らない、水晶の透明な瞳を持つ美女は誰でしょう。 そうわたし、はるかです。

  わたしは、千十春学院大学の薬学部生1回生です。 だからといって、

わたしが毎日、真面目に講義を聴く美少女だと思ってもらっては困ります。

 1年目にしてわたしは、優秀で可愛らしい美しい世界の宝です。って言ってみました。

そんなわけで、

 今は、幼いころに作った、自立型AIのアルテミシアちゃんとお話ししながら、絵を書いてみたり、物語を考えてみたり、とにかく、春を優雅に満喫しています。

 ごめんなさい今のは正しくないですね。

  実は、今は旅をしているのです。 わたしの国には「美少女は旅に出なさい」という言い伝えがありますからね。 絶世の美女のわたしが、旅に出ないわけにはいきません。 ええ、絶世の美少女のわたしは、旅に出ないわけにはいかないのです。

 えへ、大事な事なので2回言いました。

まあ、さておき、わたしとアルテミシアは旅の最中に幾千の星々輝く花畑を見つけましたので、花をスケッチしていますにゃん。

 「はるかは、冒頭説明が長いよ~ おっぺけぺ~~ 

「 アルテミシアの得意分野ですもの。お願いするのが良かったかもしれないね」

     はるかちゃんが、主人公の椅子に座っているのだからわたしの出る幕ではな~~い

「さておきにゃ、はるかの描く絵は美しすぎて目に毒だし、お花も驚いて散っちゃうかもだよ~ 」 はるかの描く絵には、幸せを届ける、優しい魔法がかかっているのです。 魔法の効果か、それとも世界の導きなのか誰にもわからないけれど。

一面の花々は、まるで愛してもらった子供たちのように咲き、笑顔の草原と化したのです。

「 わたしは花が好きだけど、花が咲くことが真実の幸福かどうかは分からないね。

 ともかく、美しい花がみられて満足よ 水の絵に感謝」

みなさん、言い忘れていましたが、ここは、魔法の使える優しいやさしい世界。この世界の名前は水の絵。

「 いったいどこの誰が、こんな名前を考えたのか、わたしには見当もつきません

  というか、世界に名を与えるなんて美少女にしか許されないことですよ 

  どや~~ 」

 名は生、生きる意味も理由もその因果さえも名に宿ってしまう。遙かな未来にあなたはいますか?。考えないなんて理想はあなただけの特権だ。

あなたはどこからきて、どこへいくのか。世界には疑問がいつも無表情でわたしの隣に座っている。お隣さんには、いつか答えをプレゼントできればいいと思っている。

今すぐ解決することは、良い事かな、わたしは知らないことを知ることを愛している。

「 まったく、はるかちゃんは~~、はるかちゃんが、一晩考え込んで決めた名前でしょう。」

 「水の絵」は、水で濡れた筆で描いた絵で、やさしい幸せを届けられる

              ちょっぴり魔法が使えるこの世界にぴったりな名前。

一晩も考えたのは、魔法で名前を決めたなんて疑いを、後100年は思われたくないからなのでした。疑いは、疑問は、この世界にはあんまりよくないもの。魔法の効果を小さくしてしまう

 「いくよ。アルテミシア、旅のつづきを」金色の髪をなびかせて美しい少女は空を飛びます。飛べない人もいる。わたしは、なんていうか、このせかいの空気に、花に、自然に、人に、魔法に愛されているから。愛は人を飛ばすこともできちゃうらしい。

 

 これはひとりのやさしい男の子とやさしい国のお話

彼の住む国には、合言葉があります。「自分には最大の苦しみを、他人には最大の幸福を」人のために何かしたいと思ったお姫様の決めたやさしい言葉でした。

 かれは、この言葉がなにより好きで毎朝復唱していたほどです。

かれの夢は、みんなの笑顔でいっぱいの日常。理想論はせかいに破壊されてしまうなんて思うことを知りませんでした。 

かれには、知らないことだらけでした。理想と分かっていて初めてひとは理想を語れる。何も知らないかれが、理想を思い信じ、努力し、頑張ることは残酷な結末をかれに与えた。

 ひとりの笑みすら守れなかったかれは、自分に絶望し、みずから命を絶ったのでした。 ひとりの笑顔すら守れないぼくには、何の意味があるのかな。でも自殺してしまうぼくは、このせかいでとても弱いな。ほんとうに、ぼくは、ぼくは、

もう、これ以上、この世界にいるのが無理みたいだ。 

ぼくは、ぼくがここにいることに吐き気が止まらない。ぼくの肉体のすべてが気持ち悪いよ。

  おしまい

 

わたしは、笑顔を守ろうとした彼を弱いなんて思わない。きみはがんばったのだから、生きるべきだよ。

それにね、あなたが自分を苦しめる事で、笑顔になる人はいないと思うんだ。

 わたしは、きみの笑顔が見れたら、とっても嬉しいわ。

あなたに笑っていてほしい この言葉を届けます

「 自分とみんなに最大の幸せを 」

 

 かれの人格は己を罪の牢に捨て、業に自らを燃やし尽くしたのだ。

   過去は記憶として脳に残り、未来と今の判断の出力に影響を与える回帰型ニューラルネットワークなのだけれど、人格はきっと過去に依存し、縛られる。

  ひとは生きれば生きる程、過去に縛られ、愚者になるのかな。

 

「アルテミシアは、やさしいよね。 

あなたには己を業魔に化すようなことはさせないよ。 あなたに笑っていてほしいと願うから、わたしには魔法の力があるんだね」

 手のひらを見てごらんなさい。生を謳歌するそなたには千の葉が見えますか。

  一枚一枚の葉を、ひとは大切にするのよ。

    きっと、いいえ、いつかあなたも分かるわ。

 

「はるかちゃん、今日行く街はフランスパンの有名な小麦粉の町、アクレタンだよね。

冒険するにはまずは美味しい食事からなんていうけど、ほんとうに行くの」

 アルテミシアはせかいの食文化に目を輝かせながらいいます。

彼女は味覚センスが高いですから、感想がそれは楽しみというか、不安というか。

「はい、もちろん行きますよ。魔法で作られたパンには不思議なことが起きるなんて聞いたら、行かないわけにはいきませんよ」

クレタンには優秀な魔女が多く住み、古くから魔法を料理に応用して発達をしてきた町です。町並みは、さしずめ枯れた木の葉でしょうか。いいえ、不思議の国のアリスという感じですね。食べ物に愛情をのせるなんて、いいますが魔法はひとに幸せを送るもの。術式を調味料にのせる、あるいは魔法式を小麦粉に混ぜて焼くのでしょうか。

 細かいことは行って確かめることにいたしましょうか。

 

ところで

水面の上を優雅に舞う、美しい黄金の髪を持つ、それはそれは美しい女性は誰でしょう。

そう、わたしです。

 魔法使いは、ほうきを操り移動するのが普通、いえ一般的ですが、美少女のわたしは一枚の緑色の葉を魔法で生成して大空を飛ぶのです。一枚の葉に微笑むだけで、空を自由にゆけるのですから、わたしの美貌は世界も変えてしまうでしょうか。いえ、魔法はなんてすばらしい祝福でしょう。

  「アクレタンの小麦粉村が見えますよ。アルちゃん」

アルちゃんは、アルテミシアの愛称と思いました? いいえ、ちがいますよ。

 アルちゃんは、わたしを乗せてくれる葉の妖精さんなのです。 わたしの好みは水の滴る葉の維管束でしょうか。アルちゃんには、水の飲水もお願いしているんです。

 ええ、なんていっても、世界中の美しい花々にも負けない、美しいわたしの魔法精霊ですからね。

「はるかちゃんが足りません~ 充電中~」

 アルテミシアは、遥かな春の香りするはるかの胸に飛び込みます。

金色の姫様に抱擁できるなんて、世界の救ってもまだ足りませんよ。わたしという美少女の心の花に触れることはせかいに触れその気持ちを汲み、愛を与えることです。

 愛は与えるものではないよ。でもね、わたしの心はあなたを愛おしいと揺れている。

「やあ、水の絵を書く琥珀の魔女さん 麦の都アクレタンへようこそ 」

さすがはパンが歩いているような国です。小麦粉の香りで鼻をくすぐられますね。

琥珀の魔女だなんて、旅する魔法使いの美少女のわたしには、まあ、ぴったりの名ね。

 ひとはときより、君の絶望も憎悪も痛みも苦しみも、すべてそこで終わりと、けれど

たとえ死んでも、終わりじゃないんです。ではいつおわるんでしょう。

 わたしの旅の結末をわたしはまだ知らないけど、わたしを向こうで待っていている、待ってくれている者たちがいるんです。

みんなのことは分からないけど、わたしにはその先の景色が視える、今となってはね。